前回、糖質制限 のみの食養は既に卒業しており、令和5年6月からは独自のルールで食養していると書きました。
数年間、緩めの糖質制限を実践してみて、私が得たベネフィットは以下のようなものでした。
- 花粉症から解放され、薬を一切飲む必要がなくなった。
- 体重が落ち、適正体重をキープできるようになった。
- 以前に比べ、体感がとても軽やかで気持ちよい状態になった。
- 血糖値が安定した。
糖質制限食(ロカボ食)の実践で確かに私の心身は大きく変わりました。ただ同時に、糖質制限に対していくつかの違和感や疑問も感じるようになりました。
- 「玄米ごはん」も「果糖ブドウ糖液糖」も同じ糖質量(g)だけで比較することに対する違和感。食材の質は全く考慮しなくてよいのだろうか。
- 日本で伝統的に食べてきた主食(米)を避けなければいけない違和感。糖質量を抑えようとするとどうしてもご飯が食べられない。
- 肉食量が増えてしまう違和感。肉は本当に健康によいのだろうか。
- 花粉症から解放されたのは本当に糖質制限のおかげなのか。
ざっとこんな感じです。
1960~1970年代、今よりもずっとコメの消費率が高かった時代ですが、糖尿病患者は今よりもはるかに少なかったし、病的な肥満者なんてほとんどいなかったですよね。そう考えると、米と糖尿病を直接リンクさせづらいし、米を糖質量だけで判断するのはちょっと違うのではと私は思いました。
また、糖質制限を実践していて食べる量が特に減ったものが、それまで主食として食べていた穀物類なのですが、中でもパンやパスタはほとんど口にしなくなりましたね。そこで思ったんです。実は、小麦粉製品が花粉症の原因だったのではないのだろうか?
これらの違和感や疑問点を解消する目的で、令和5年6月に糖質制限から独自ルールでの食養に切り替えたわけです。